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大人の秘密基地

「ここ俺の陣地だから入ってこんでーよー」

「明かりがあったらなー、もっとよくなると思うんじゃけどなー」

 

二段ベッドの上から毛布をたらしてつくった

テントみたいな空間に潜り、好きなお菓子とカードゲーム、マンガ、

どこからみつけてきたのか古びたランプを持ち込んで、お気に入りの部屋をつくる小学男子。

 

2時間かけてつくった秘密基地で、晩御飯を食べる!という姿に

母は呆れ顔だ。

 

 

また別の日には、友達との学校帰り。

みつけました!いーぃ感じのすすき林!

「これさー、切り開いて中入ったらさー、まわりから見えんな!

 いいじゃん、いいかんじの秘密基地じゃろ!」

 

ハサミを家から持って来て、すすきを切り開いて道を作り、天然の基地が完成。

しばらくの学校帰りは、必ず立ち寄る遊び場になった。

 

 

「秘密基地 -himitsukichi-」そのうち無くなってしまう、

知ってる人しか知らない空間。期間限定の合言葉。

 

 

 

「秘密基地の作り方」を読みました。

懐かしい思い出が一杯つまった本。弟や友達とつくったなーなんて思いながら。

 

素材はダンボールや新聞や毛布や雑木林や・・・

なんてことないものの組み合わせで、はたから見たらバレバレだったりするけれど

中にいる自分たちにとっては、他の誰にも秘密の場所。

 

やー、今思い出してもワクワクします。。

 

この本によると、秘密基地をつくるには3つの間が必要だそうです。

1つは“空間”(または隙間)、2つ目は焦らず気にいる基地を作り上げるための“時間”、

そして秘密を共有し、多少危険な場所にも乗り込みいっしょに基地を作る“仲間”。

 

誰かに伝わってこその秘密。

矛盾してるけど、秘密が秘密であるためには共有する相手が必要です。

 

一緒に一歩を踏み出す仲間。

「赤信号、みんなで渡ればこわくない!」

そんな仲間をつくるところから全てが始まる。